投資

誰でもできる最適投資戦略の実践~VTとACWIをひたすら買い続けるだけの人~

国際分散長期投資~誰でもできる王道にして最適な投資法~

投資をするなら、国際分散投資を長期に渡って積立投資でやるべきだ。

まともな投資の教科書を紐解けば、必ずと言って良いほど書いてあるこのフレーズ。様々なプロの投資家も学者たちも、国際分散長期投資こそ最適な投資法だと述べています。

細かい話や難しい話はここでは抜きにしますが、理論上も実際上も、市場全体に投資することが最も効率的だと言われています。

どういう意味で効率的かと言うと、様々な個人投資家やプロの機関投資家がこぞって高いリターンを求めてそれぞれのやり方で投資をしていますが、平均すると長期的には市場全体に何も考えず投資し続けた場合のリターンには勝てないということです。数々の統計データもこの事実を裏付けています。

だから理屈としては、万人にとって最適な投資戦略とは、愚者のように何も考えず、市場全体に向かって投資し続けるだけで良い。それで結構な割合の個人投資家やプロにさえ勝ててしまうということです(彼らのリターンを平均すると市場平均に負けてしまうため、市場平均に投資するだけの戦略は平均よりも優秀ということ)。

とは言え、市場全体そのものは複雑過ぎるので、そのものに投資できる商品はさすがに存在しません。ですが、市場全体を近似した商品ならあります。市場全体を反映するような株価指数に投資するインデックスファンド、もしくはETFというものです。

市場全体というのをなるべく広い範囲で考えれば、日本や米国、中国のような一国の市場に投資するよりも多くの国に分散投資するのがよく、できれば世界全体の株式を丸ごと反映するような指数に投資するのがよいという話になります。

後述しますが、そのような商品は実際いくつかあります。ただ何も考えずそれを買い続けるだけで、誰でも手軽に最適な投資ができる世の中になっています。

でも意外とみんなやってないよねって話

よし。最適な投資戦略はわかった。理屈はわかった。

じゃあそれでいこうじゃないか。みんな市場に投資すれば、それなりに勝ててハッピーになれるじゃないか。

実際は全然そうはなってないのが面白いところで。

ちょっと調べてみたらわかるんですけど、ちゃんとしてそうなやり方から怪しいやり方まで、人によって投資方法は千差万別です。ほんの一例を挙げるだけでも、

  • 日本株集中投資
  • 米国株集中投資
  • セクター集中投資
  • バリュー株投資
  • 高配当株投資
  • スマートベータ投資
  • 株式優待目的投資
  • テクニカル分析投資
  • デイトレード
  • バイナリーオプション
  • ハイレバFX

などなどあります。下の方はもう投資じゃなくてギャンブル的な投機ですね。

教科書的なやり方をしないのは、何も勉強が足りない人たちだけではありません。きちんと勉強した人たち、プロたちだって結構な割合でみんな国際分散長期投資が良いって言ってるにも関わらず、言ってる当人たちは果敢にもオリジナリティを加え始めて、かなり別物の投資になってたりするケースが多くて。

要するにやらないんですよ。みんな。

みんな言ってる割にはきっちり色気出してるんじゃねーか? って話なんですよ。

どうして良いとわかっているのにやらないのか?

これには色々理由が考えられますが、私個人が感じていることも含めて挙げていきます。

理由1:クソつまらないから

世界全体の株式市場の平均に投資する商品というのは、もうコンセプトがはっきりしていてほとんど工夫の余地がありません。いくつか細かな違いはありますが、基本的にどれも似たり寄ったりの商品性です。

そんなほとんど決まりきった型の商品を、何も考えず機械的に毎月コツコツ買い増すだけ。単なる貯金の代わりに特定の投資商品を買うような感じで、何も面白いことはありません。

そんなのは買うべきものとやり方さえ知っていれば、バカでもできます。アホでもできます。

さらに言うと、個別株などに比べると市場全体の値動きは穏やかで、1年で急に倍になったりはまずしません。自分のトレーダーとしての実力なんてものは一切発揮できません。そういう意味でも退屈なのです。

だからどうなるか。勉強の足りない人ほど、無知ゆえに市場平均への投資の有効性を知らず、きちんと勉強している賢い人ほど、市場平均への投資など退屈で仕方なく、自分なら出し抜けると思ってしまいます。

理由2:自分のやり方で投資する方が面白いから

理由1に関連するのですが、市場平均への投資が決まり切っていてつまらない一方で、自分のやり方で投資するのは面白いんですよね。

自らの知恵と勇気を振り絞って投資対象を選定し、上がったり下がったりに一喜一憂しながら投資をアクティブに行うことは、非常に知的でエキサイティングなゲームです。高いギャンブル性と中毒性があります。

すぐ隣に面白い投資対象がごろごろしているのに、どうして自ら考えを放棄してつまらないコツコツ投資をする人がいるでしょうか?

理由3:鋼の心が必要だから

バカでもアホでもできるとは言いましたが、言うは易く行うは難しなのが長期積立投資です。私も難しさを実感しています。

国際分散投資がほぼ確実に報われるためには、最低20年以上は必要だと言われています。過去には20年くらい市場が低迷した時期もありましたから、より確実を期すなら30年以上でしょう。

それほどの長期間、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、市場を愛し、市場を敬い、その命ある限り、淡々と積立投資を続ける必要があります。たとえクソつまらなくても。

その間に、リーマンショック級の暴落が来ることだってあるかもしれません。一気に半値近くまで資産価値が落ちてしまうかもしれません。そんなときでも慌てず騒がず、いつもと同じようにコツコツ買い増すことができますか?

そこで離婚よろしく、「お前(市場)とはもうやっていけない」と売ってしまったり、別の投資商品が魅力的に見えてきて乗り換えてしまったらすべては水の泡です。

一度やると決めたなら、何があっても続ける忍耐と覚悟が必要なのです。

周りがどんなに儲けていても、相場がどんなに悪くても、このやり方がクソつまらなくても、鋼の心をもって毎月しっかりと投資資金を準備し、ひたすら積み上げ続けられる者だけが、国際分散長期投資で成功することができます。

しかも成功と言っても、たぶん爆発的な成功はできません。20~30年というスパンなら、良い所元金の2~5倍くらいでしょう。たかが2~5倍、されど2~5倍です。老後の資金準備には十分ではないでしょうか。

あまり誰もやらないから、私がやろう

色んな方が国際分散長期投資こそ最適な投資だと言っていますし、理論的にも実証的にも示されています。私自身も何も投資を知らない人に勧めるとしたら、必ず国際分散長期投資を推奨しています。だってリスクも取らずに儲けられるなんて悪い詐欺に騙されて欲しくないですからね。

リスクなくしてリターンはあり得ない。投資の大原則です。そして、最も合理的なリスクの取り方ができるのが国際分散長期投資なのです。

で、思ったんですよね。人に勧めておいて自分がその通りにしないのはどうなんだ? って(笑)

私は一応投資については多少なり勉強しているつもりでした。でしたが、実は上で挙げたような思い上がりに、私も思いっきり陥った経験がありますorz

勝てるとまでは思いませんでしたが、勝ちたいと願ってしまいました。

最近の話ですが、仮想通貨ブームがありましたよね。私はあれがギャンブルじみたバブルであることは重々わかっていたのですが、当時どうしてもお金がなくて、一発逆転に縋りました。縋ってしまいました。

もちろんやるからには本気で取り組みましたよ。睡眠時間を削ってまで、英語のホワイトペーパーもしっかり読み込みました。危ないとわかっていたから人に勧めたりもしませんでした。怪しい人がたくさん近づいてきて、振り払うのに辟易したりもしました。

そして知恵を振り絞って挑んだ結果は……約100万の投資資金を半分以下に溶かしてしまったというオチでした(笑)

でも私はまだ理性的な方でした。借金はしなかったし、失敗の可能性も高いと考えてある程度は普通の株に資産を残していましたから。

知人には借金をしてまで仮想通貨を買っていた人がいます。彼はどうなったのでしょうか。いつ頃からか現れなくなり、未だに沈黙を保ったままです……。

……まあそれはともかくとして、投資額の半分以上を失うという手痛い失敗をしたおかげで、身を持って学びました。まだ若いうちに失敗しておいてよかったと思います。

それは、投資に近道はないってことです。余計な冒険はせず、基本を忠実に守るべきだったということです。

わかっていたつもりでも、私は基本に忠実に徹し切れなかったのです。投資は難しかった。

だから負けました。負けるべくして負けました。失敗は認めなくてはいけません。

元は仮想通貨ブログとして始めたこのブログですが、当時から私は世界株式へのETF投資を推奨していました。なぜなら、私が唯一自信を持って誰にでも勧められる投資法だったからです。実際に友人にもこの投資法を勧めています。

仮想通貨ブログをやっていた当時から事情は変わり、私も毎月それなりの投資金額を用意できそうな目途が立ちました。実は見えないところで本業頑張って年収を上げてました(笑)なので奇をてらわずとも、ごく普通の投資で資産を築ける見込みが出て来ました。

ならば、万人に勧められる投資を私もやろう。人に勧めるなら、まず私自身が基本に忠実な投資を実践しよう。その有効性を実証するために、自ら先頭に立ってやろう。そう思いました。

ここは一つ、私も小賢しいことはすっぱり忘れてしまって、何も知らないバカになって、疑うこともしないで、ただひたすらに市場にBETし続ける人間になるのです。その経過をそっくりそのままお見せましょう。

つまりは、人柱になります(笑)

世の中には本当に色々な投資ブログがありますが、純粋に世界経済だけに投資している人間はほとんど見かけませんでした。やはりあまりにもシンプルだし、つまらないようです。国際分散長期投資を軸にしている人間でも、大抵みんな何かしらの「工夫」をしています。あえて一切の「工夫」をしないというのは珍しく、そのクソつまらない過程をあえてつぶさに記録することは意味があるだろうと思いました。

私も「工夫」は好きな人間です。でも一方で、せっかく投資をするならここを読んでくれた方たちも同じように成功して欲しいと思っています。人に真似のできない投資法、失敗の可能性が高い投資法では感心はされても参考にはなりません。

真に誰にでもできる簡単かつ有効な投資法を。

このやり方の良いところは、やろうと思えば誰でもできることです。本当に誰でも簡単に真似できます。さらに、買い方までの具体的な詳しい手順も記事にするつもりです。

記事にしました。
誰でもできる最適投資戦略の実践~SBI証券でのVT,ACWIの購入手順を解説~

あなたは私の投資実践経過を見て、これを真似してもよいし、しなくてもよい。

具体的な投資戦略、購入銘柄

世界株式全体に投資する商品はいくつかありますが、私は諸々の観点から、かなりシンプルに以下の2つの商品に絞りました。

です。

VTとACWIを概ね同額ずつになるようにひたすら買い続けるというのが私の投資戦略です。以上。

……まあ以上と言ってしまえば話は終わりなのですが(笑)、せっかくなのでいくつか理由を書いておきましょう。本当はもっとあるのですが、本筋から逸れてしまいますので。

理由1:インデックスファンドよりもETFが好きだから

大いに好みの問題ではあるのですが、私はインデックスファンドよりもETFが好きです。これ自体にも色々理由はありますが、大きなことは次の3点です。

  • ETFの方が購入コストは高いが、長期保有コストが安い
  • ETFの方がインデックスファンドよりもコスト透明性が高い
  • ETFは配当が出る(人によってはデメリット)

まず1点目についてはそのままです。同じコンセプトの商品ならば、インデックスファンドよりもETFの方が仕組み上長期保有コスト(信託報酬率等)が安い傾向があります。これは長期投資するならば無視のできない要素です。

2点目については、ETFは表記されている以外のコストはほぼかからないですが、インデックスファンドのコストは基本的に後出しジャンケンであるということです。カタログ上表記される信託報酬率では済まず、実質コストという隠れコストが存在します。

これは一定期間の運用が済んでからでなければわからず、リアルタイムで確認することができません。この辺りを隠れ蓑にして、実質的な顧客負担を高くしているあくどいファンド(投資信託)もあります。なので私はいまいちファンドというものを信用し切れていません。

3点目は、一般にはETFの欠点であり、インデックスファンドの利点と言われるところです。ETFは都度(四半期ごとなど)配当が出て、配当には課税されます。一方、インデックスファンドは無配当商品が多く、課税が先延ばしにできるから有利だと言うのです。さらに、先延ばしにした分で再投資しているからもっと有利だと。

課税先延ばしまではその通りですが、私自身は、再投資に関しては少し怪しいと思っています。

この件について、参考になる記事を見つけたので貼っておきます。

http://niftyfifty.blog.fc2.com/blog-entry-389.html

ここでもインデックスファンドの不透明な部分が見えてきます。

ならば、課税されても目に見える形で配当をもらった方が良いと私個人は思います。もちろん再投資しますが、いざとなれば好きに使えるという点も魅力的です。

何より、私には老後の公的年金に配当を加えて資産をなるべく取り崩さずに生活を豊かにしたいという投資目的があります。ですので、むしろ配当は出てくれた方が良いのです。

配当がないといずれ資産を取り崩すことになってしまいます。もし将来、配当のないインデックスファンドを売って配当のある資産に乗り換えるなら、結局はその時点の含み益に対して多額の税金がかかります。だったら、最初から配当が出るETFを買って一切乗り換えない方が私には良いのです。あくまで私個人にとってはなので、ここは色々考え方があると思います。

理由2:米ドル建の海外ETFであり、運用額が極めて大きいこと

ETFやインデックスファンドを購入する際に大切なことは、見た目のコストだけではなく、それを保有すること自体へのリスクを考慮することです。

運用額が小さいと、運用が安定しないばかりか、買いたいときに買えなかったり売りたいときに売れないリスクが発生します。また、償還リスクも高くなります。

一方で、運用額が大きい商品であれば、スケールメリットを生かしやすく、将来的なコストの引き下げがしやすいのです。事実、VTもACWIも何度もコストを引き下げています。VTに比べるとACWIは現状やや高めですが、将来的にさらなる引き下げが期待できるのは魅力的です。

日本の商品では、さすがにここまでの規模で運用されることはありません。たとえ一時的にコストの低さで勝てたとしても、潜在的なコスト競争では絶対に勝てません。

また、米ドル建である点も魅力的です。日本人は日本円で給料などをもらうので、放っておくと円建て資産の割合が高くなってしまいます。分散投資の観点からは、望ましいことではありません。意図的に下げるために、海外ETFを利用することが有効です。

理由3:運用会社と指数は複数にしたかった

最後は、似たような商品を2つ購入することにした理由です。VTとACWIでは、VTの方が常にコストが低く、パフォーマンスも若干良いです。もし購入商品を1本に絞るなら、私は迷わずVTにするでしょう。

しかし、VT自体が市場のバスケットであり、十分分散されているとしても、そしてVTを運用するバンガードが巨大で安定的な会社だとしても、やはり商品を1本に絞って全投資額を投じるのは気分的に怖いものがあります。いくら資産が分別保全されているとは言っても、何があるかわかりませんからね。

なので、多少追加コストを支払っても、私は商品を分割することにしました。ACWIを運用するブラックロックはバンガードと並んで2大運用会社であり、共倒れはさすがにないだろうと思いました。そのくらいになれば、私だけじゃなくて色んな人がやばいと思います(笑)

それにかなり似ているけれど、異なる運用会社が異なる指数を用いているのがポイントです。ちょっとしたリスク分散にはなっています。

まあ私が気にし過ぎで、ほとんどの人は気にしなくても良いリスクだとは思います。ですので、VT1本でも全然良いとは思っています。

購入方法について

購入はSBI証券にて外貨で行います。住信SBIネット銀行を利用することで、日本円から米ドルへの為替手数料が安くなるからです。また、NISA枠を利用することで買付手数料も無料にすることができます。

さらに詳細なやり方については、いずれ記事にします。

インデックスファンドの方が好きな方のために

詳細は省きますが、同じように世界株式に投資できる低コストの商品をいくつか挙げておきます。

私の好みの問題でETFにしましたが、インデックスファンドも良い商品が揃ってきているとは思います。海外ETFに比べると資産総額が低く、償還リスクなどがやや高いことは注意点でしょう。

購入のタイミングで記録をコツコツ付けていきます

やり方はもうはっきりしているので、大事なのはとにかく続けることです。その姿勢を見えるところで続けることで、皆さんに王道投資の有効性を実証したいと考えています。購入のタイミングでコツコツ更新していくつもりです。

とりあえずは現状(2019年5月時点)を載せておきましょう。

はい。すみません(笑)私もS&P500に浮気してましたwww

だってパフォーマンスが良かったんだもん。ついでに言うと現状だとVTはマイナスですね。

方針通り、IVVは処分してACWIに投資します。VTとACWIが大体同額になるように買い増ししていきます。次回は2019年7月に購入予定です。

あと、基本的に上の3枚の画像で結果報告については完結しています。だって他に何も買ってないですからね。外貨建と円換算の収益、総資産まで一発でわかってしまう簡単な投資法です。

こんな感じでコツコツ続けていくつもりです。よろしくお願いします。

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