SP8DE

SP8DE(スペード) ホワイトペーパーを読み解こうと「していた」~運営の不誠実と私の投資判断の誤り~

SP8DE(スペード) ホワイトペーパーを読み解こうと「していた」~運営の不誠実と私の投資判断の誤り~

■SP8DE(スペード)にがっかりさせられてしまった悲しいお話

のっけからショッキングなタイトルですみません。

 

とても悲しい出来事がありました。

 

私は予告通り、SP8DEのホワイトペーパーを全力で解説した記事を書こうとしていました。

実際導入の全訳を済ませ、さらにポイントをかいつまんで説明していくつもりでした。

しかし……心が折れました。

 

詳細は後述しますが、一言で言えば、SP8DEの運営に不誠実な対応を取られてしまったということです。

別にそのこと自体が、直ちにSP8DEが悪いプロジェクトであることを意味するわけではありません。ただ単に私の心証を損ねた以上のことは何もないという事実は強調しておきます。

期待できる点についてはまったく変わらず、SP8DEが今後成功する可能性も大いにあります。

 

しかしそれでも、私の心証は大きく損なわれてしまったのは確かです。少なくとも、紹介記事の続きを書く気は失せてしまいました……。

 

もしかしたらこの記事は、かえって私の資産を損ねてしまうものになるかもしれません。自分で投資しておきながら、その対象を批判しようというわけですから。

 

それでも私は、自分に嘘を吐いてまで、自信の持てなくなった銘柄を他人に勧めるという不誠実をすることはできませんでした。

 

そうすることは、まったく自分の信念にそぐわないし、公共の利益にも適わないと信じるからです。たとえ自分が損をしようとも、自分で言ったことには、なるべく最後まで責任を持つべきです。

 

誠実であることの価値は、私が投資した30万強が無価値になることなどよりもずっと大きいと思っています。不誠実をしたSP8DEの運営が、こうして声なき声によって批判されるという損失を被っているように。

 

それから、まず先に謝罪いたします。

 

私はジャックポット係数を引き合いに出し、早期購入のメリットを伝えました。

 

同時に注意点やデメリットもお伝えしましたが、

しかし、ツイッターの情報は最初から切り取られており、都合の良いことばかりが拡散してしまいがちです。

そもそも、往々にして人は都合の良いことを信じやすく、悪いことは見落とされがちです。期待を煽られてしまった方はいることでしょう。

自己責任とは言え、ツイートを読んで期待して買ってしまった方には、大変申し訳ありません。

 

ただ、あのときの私の投資判断は、あのときの私にとっては紛れもない事実でした。

しかし今は、後悔しています。

投資結果を見る前に、私はこの投資判断は誤りであったことを認めます。ゆえに気分的には惨めにもとっくに負けてしまったという事実をここに記します。

 

しかし今一度、投資対象のポテンシャルそのものは何も変わっていないこと、未来への展望は確かにあり、成功の可能性は十分にあること、ただ私の心証を損なったに過ぎないという事実も再三強調しておきます。

ですから、別に何の問題もないかもしれないのです。本当に良いプロジェクトである可能性は十分にあります。期待するという判断も十分尊重されるべきものです。これから買ったって別に良いと思います。

 

この記事を書くことによって、不買を呼び掛ける意図は全くありません。

 

中立を期すために、以下あえてですが、私が書こうとしていた編集途中の記事をそのまま示します。これを書いていたときの私の素直な気持ちですとても期待していたことがわかると思います。そして、期待の内容自体には、今もってまったく嘘はありません。

まずは良い点をきちんと示してから、何が起こったのかを語ろうと思います。よろしくお願いします。

以下、書きかけだった記事

■SP8DE(スペード)~個人的に注目のICOが出て来ました~

タイトルの通りなのですが、ついにADAのプラットフォームを利用する予定であると公言するICO(Intial Coin Offering)が出て来ました。公式ページはこちらになります。

Sp8de公式ページ

これは私のようなADAを応援する身としては、非常に歓迎されるべき流れです。

技術的な性能面において強みを持つADAですが、イーサリアム(ETH)に比べるとローンチが遅く、そのため開発進度が後手に回っています。

また、とても良いことを言っていて、しかも本気でやろうとしていて、順調に開発も進んでいるのに(私のADA解説記事Cardano(ADA)について徹底的に調べてみた 第1回~ホワイトペーパーを読み解く~参照)小難しいので中々理解されず、マーケティング力もほとんどないだけに、サードパーティーによるプロダクトがほとんどないことが大きな弱点でした。

今後、SP8DEのようなプロジェクトが次々と現れてくれれば、ADAの弱点である活用実績の乏しさは次第に解消されていくことでしょう。これからの展開に期待したいところですね。

また、私自身が考えている新しいトークン報酬型プラットフォームビジネスでも、ADAのプラットフォームを利用することは選択肢の一つとして考えています。私自身も、少しばかりADAの発展に一役買えればと考えています。

私の始める新しいビジネスについては、近日中に仮設サイトを立ち上げる予定ですので、興味のある方はぜひご覧下さい。まだアイデアだけの段階なのですが、ビジョンと熱意はあります。協力者をいつでも募集しております。

自分の話を挟んでしまってすみませんが、話を戻しましょう。

この記事だけかいつまんで読む方もいらっしゃるかもしれませんので、改めて私の立場を明確にしておきます。

私は今回、SP8DEに約2ETH(2018/1時点で30万超)の額を投資していますが、SP8DEを買いだと言いたいからこの記事を書わけではありません。

あなた自身が考えて投資判断をするための判断材料として、なるべく正確な一次情報に基づいて書くつもりです。もちろんリスクについてもしっかり記載しますので、これを読んだあなたにとって、投資判断をする際の一助になれば幸いです。

■SP8DEの基本情報、購入方法などはこちら

実は、SP8DEの基本情報をまとめてくれた方が既にいらっしゃいます。

2つほど記事を紹介します。基本的な情報や購入方法などは、こちらを参考にされると良いかと思います。

SP8DE(スペード)ADAのプラットフォーム Cardano上に構築されるカジノ&ギャンブルプロトコル

【ICO】Cardano(カルダノ)のブロックチェーンを使ったOuroboros(ウロボロス)ベースの仮想通貨「SP8DE(スペード)」についてまとめてみた

もしかしたら、多くの方にとってはこれらを読めばもう情報としては十分かもしれません(笑)

なので私が今さら書き足すことはあまりないかもしれませんが、私はタイトルの通り、ホワイトペーパーの中身についてもう少し踏み込んだ形で解説するつもりです。

情報量が増えるので、難易度はやや高くなってしまいますが、真剣に購入を検討されたい方にはたぶん参考になるかと思います。ぜひご覧になって頂ければ幸いです。

■SP8DEとCardano(ADA)との関係性についての注意~ICOはリスクが滅茶苦茶高い~

もし誤解されてしまうといけないので、はじめに特記しておきます。SP8DEは、Cardano(ADA)とは公式には一切関係がありません。

このことは、SP8DE自身のQ&Aにもはっきりと書かれていますし、Cardano(ADA)もTwitterやFacebookなどで関係を明確に否定しています。(画像参照)

ただし、公式とまったく関係がないことは、必ずしもプロジェクトが悪いものであったり、詐欺であることを意味するとは限りません。ただ保証がないというだけです。

保証がないと言えば、そもそも当のCardano(ADA)だってイーサリアム(ETH)だってビットコイン(BTC)だって、保証なんてありません。すべての仮想通貨は、未だに社会的には不安定な評価であることは忘れないでおくべき事実です。

考えてみれば当たり前の話ですが、プロジェクトの良し悪しは、プロジェクトそのものの有望性、中身によって判断されるべきものです。

公式と関係があるかどうかは、決して軽視すべき条項ではありませんが、あくまで一つの判断基準に留まるということです。

私はSP8DEがCardano(ADA)とは関係がないということを知っていて、その上で投資するという判断をしています。

以下の点から、私はSP8DEは投資に値すると判断しました。(あくまで私個人の判断であることに注意して下さい)

  • ETH全盛のこの時期にあって、あえてADAをベースに選択するところに本気が見えた(ADAの利点がわかっていないとできない決断です)
  • オンラインカジノ&ギャンブルプラットフォームは未だに決定版がなく、一方で将来的な需要は見込まれており、有望である
  • 私も新しいビジネスにADAプラットフォームを利用しようと思っているので、個人的に共鳴して応援したくなった(単なる気持ちの問題だけど重要)

しかしながら、詐欺案件かもしれないし、ICOなので金だけ集めてしまったら開発が誠実に進められない恐れは常にあります。また、誠実に開発を進めたとしても、思ったように価値が上がらないかもしれません。

ICOというのは、当たればでかいですが、凄まじくリスクが高い投資対象です。投資するにはかなりの覚悟が必要です。

なので私は、最悪の場合は無価値になっても仕方ないと考えて、そうなっても諦められるだけの額(約2ETH)しか投資をしませんでした。

先行者利益がかなり美味しいので(後述)、実はもっと投資するか結構真剣に悩みましたが(笑)(この辺りは1月の投資活動の振り返りで書くかもしれないです)

皆さんもよく慎重に考えてからICOには投資をして下さい。投資しないという判断も立派であるし、むしろ推奨されるべき行動かもしれません。私は投資することにしましたが、結果的に間違っていたという可能性は大いにあります。

何となく良さそうだとか、これは買いだと言われるまま考えなしに乗っかってしまってはいけないので、何度でも強調しておきます。

ICOは滅茶苦茶リスクが高いです。最悪投資額はすべて消し飛びます。よく考えてから自己責任で投資をして下さい。どうかあなた自身のためにお願いします。

 

そして、もしあなたが投資すると決めたなら、行動はとにかく急ぐべきです。SP8DEには無視できないレベルの先行者利益があります。なので私は優先順位を繰り上げてまで、この記事を早めに書くことにしました。それが一番有用だと考えたからです。

口うるさくなってしまいましたが、たまにはこのくらい書く記事があった方がリスクを思い出せるかなと思います(笑)

では、今度こそホワイトペーパーの中身へ入っていきましょう。ホワイトペーパーのリンクはこちらになります。(英語注意)

SP8DEホワイトペーパー

■SP8DEホワイトペーパーを読み解く

SP8DEはADAプラットフォームを利用する予定なので、ホワイトペーパーの随所にADAの解説が現れます。私がウロボロス論文の解説記事で書こうとしていたことが、もう少し一般人にも読める形で(笑)説明されています。

SP8DEのホワイトペーパーはきっとADAの良い教材になると思ったことも、私がこの記事を書こうと決めたきっかけでした。難しいかもしれませんが、読めばさらに理解が深まるだろうと思います。

ホワイトペーパーは全文英語になっていますので、要点を引用しつつ、日本語に訳しながら解説していきます。個人的に特に重要だと思ったポイントは赤字で示します。

■SP8DEホワイトペーパー① 導入

では、冒頭の導入から順番に引用していきましょう。導入は大体の仮想通貨プロジェクトで一番言いたいことが書かれているので、長いですが全文を訳します。

Introduction

Welcome to Spade, a blockchain-based platform capable of supplying unbiased public randomness for
developing and running distributed casino applications. Spade is designed to suit the purposes of all the
actors comprising the online casino landscape and as such represents the new breed of digital institutions, a
distributed intermediary.
The spark that lit this project and continues to inspire us now, is that early blockchain and Bitcoin casinos
simply didn’t get it right. The Blockchain community was younger and wilder, ideals of distributed freedom were
burning brighter… still, early adopters who applied blockchain technology to gambling promoted the wrong
ideals; those undermining the image of decentralized casinos. Instead of promoting transparency and cost
efficiency that characterize blockchain technology, they promoted anonymity and cyber anarchy. Instead of
making the casino for everyone, they kept it to themselves.
By no means are we here to judge. Instead, we are here to change. We do not say that old ways are bad, but can
prove that new ones are better. We hold faith in the decentralized future and appreciate the charm of gambling.
We soon realized that there is only a fragile wall of glass between the old centralized gambling and the future
global distributed casino. This is it, a simple yet captivating idea. The future is here: we can run a zero-house
edge decentralized casino with close-to-zero transaction fees and provably fair random numbers feeding
entropy into a myriad of Smart-Contract-based open source casino applications that can be developed by
anyone who has a worthy idea by means of state-of-the art application-specific as well general-purpose
programming languages. “We can” was the silent voice of the idea. Now it is the marching echo of “we do”.
As it frequently happens, technological progress made a massive leap forward that went unnoticed by the
majority of human kind: people still prefer the traditional narrow-minded and boring online casinos that set
draconian house edges and cannot be proven fair. Once again, no one has the right to judge: it is just an
existential business need, produced by a dilapidated business model and an inch of greed.
Worse than this, however, is that even the enlightened ones, those chosen to witness the dawn of the distributed
world have noticed a perfect fit between distributed consensus protocols and gambling applications, have
synthesized them and… nothing. Some of these projects got infamous due to money laundering accusations,
some have spoiled the beauty of the idea by running centralized online casinos and simply allowing for
cryptocurrency deposits, others got their moments of fame during TGAs, today, however, few can recall even
the names of these projects. Of course, there are some notable exceptions to this rule, but while succeeding
locally all these projects have failed to create awareness. None of them has broadcasted the essential message:
“There is no glass wall; the future of gambling is now; we are better in every single quantifiable aspect; if
quantifiable is not enough, we also have the powerful idea of the distributed future, while those who are stuck
in the past have only a couple of servers and an unaudited poker protocol”.
We will do what no one has done before. Spade is a blockchain-based platform for developing distributed
gambling applications. As a platform for gambling applications with self-respect, we are equipped with the
protocol for generating fresh unbiased public randomness. As a team with some aspirations we have it provably
fair and completely decentralized. We feel that it is important to be true to the spirit of the venture we embark
upon: if blockchain is the universal and undisputed source of truth then it should also be the broadcast channel
for randomness. We think that single points of failure should be perceived by anyone as just a relic of the past.
This feature, while setting us aside most starkly, is only a part of what we have to offer in terms of technological
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Contents S P 8 D E
stack. In what follows we will dive deeper into the revolution we all are a part of and will explain in detail the best
iGaming protocol the world has ever seen.

こちらを訳すと、大体こんな感じになると思います。(一部間違いがあるかもしれませんが、ご容赦下さい)

導入

スペードへようこそ。スペードは、分散されたカジノアプリケーションを開発し運用するために、偏りのない公共のランダム性を提供する、ブロックチェーンに基づいたプラットフォームである。スペードは、オンラインカジノを成すすべての関係者の目的に適するよう設計されており、それ自体が新たな種類のデジタル施設や分散された媒介手段を象徴する。

この計画に光を照らし、我々を今も発奮させ続ける火花は、初期のブロックチェーンやビットコインカジノは、単純に間違っているということだ。ブロックチェーンコミュニティは若く粗かった。分散された自由という理想は燃えるように輝いていたが……ブロックチェーン技術をギャンブルに適用しようとした初期の採用者は、間違った理想を推進してしまった。そしてそれは、非中央集権カジノのイメージを弱めてしまった。ブロックチェーン技術を特徴付ける透明性とコスト効率を推進する代わりに、彼らは匿名性とサイバー無政府状態であることを推進した。カジノを万人のものにするのではなく、彼ら自身のものに留めてしまった。

我々はここでは審判を下さない。代わりに、我々はここで変化を起こす。我々は古いやり方を悪いとは言わないが、新しいやり方がより優れていることを証明できる。我々は非中央集権の未来を信じているし、ギャンブルの魅力を真に理解している。

我々は、古い中央集権型ギャンブルと未来のグローバルで分散化されたカジノとの間には脆いガラスの壁しかないということにすぐに気が付いた。これは、シンプルだが魅力的なアイデアである。未来とはこうだ。我々は、ゼロに近いトランザクション手数料と、数々のスマートコントラクトベースのオープンソースカジノアプリケーションにエントロピーを与える公平性を証明できる乱数を備えた、ゼロハウスエッジの非中央集権型カジノを運営できる。また、カジノアプリケーションは、最先端のアプリケーション固有の汎用プログラミング言語によって、価値のあるアイデアを持つ誰でもが開発できる。「We can」はアイデアの声なき声だった。今や「We do」のこだまが行進している。

しばしば起こることであるが、テクノロジーの進歩は、大多数の人間が気付かないままに、前方への大きな跳躍をもたらしてきた。人々は未だに、過酷なハウスエッジが設定され、公平であることが証明できない、心の狭くつまらない伝統的なオンラインカジノを選んでいる。もう一度言おう、誰も審判の権利は持っていない。それは、荒廃したビジネスモデルと1インチの貪欲によって生じた単なるビジネスニーズに過ぎないのだ。

しかしながら、さらに悪いことに、分散化された世界の夜明けを目撃した啓蒙された人たちでさえ、分散化された合意形成プロトコルとギャンブルアプリケーションの完璧な適合性に気付き、それらを統合しておきながら……(良いものは)何もないのだ。こうしたプロジェクトのいくつかは、マネーロンダンリングの告発のために悪名を得ることになった。またあるプロジェクトは、中央集権化されたオンラインカジノを運営し、単に暗号通貨の入金のみを許したために、アイデアの美しさを損なってしまった。また別のプロジェクトは、TGAの間では名声を得ていたものの、今日ではプロジェクトの名前さえ思い出せる者が少ない。もちろんこの原則にはいくつかの注目すべき例外はあるものの、こういったプロジェクトはすべて、部分的には成功しておきながら、注目を集めるのに失敗してきた。これらのプロジェクトの何一つが、本質的なメッセージを発信してこなかった。「ガラスの壁などない。未来のギャンブルは今ここにある。過去で詰まっている人々は、数台のサーバーと未審査のポーカープロトコルしか持たないが、我々は定量化可能なあらゆる面で優れている。定量化が十分でない場合にも、分散化された未来への強力なアイデアを持っている」のだと。

我々は誰も以前にしてこなかったことをするつもりだ。スペードは、分散化されたギャンブルプラットフォームを開発するためのブロックチェーンに基づくプラットフォームである。ギャンブルアプリケーションのためのプラットフォームとして自尊を持つために、我々は新しい偏りのない公共のランダム性を生み出すプロトコルを備える。いくつかの願望を持つチームとして、我々はそれを公平であると証明でき、完璧に非中央集権化されたものとする。我々は、自らが進めるベンチャーの精神に誠実であることが重要であると感じている。ブロックチェーンが普遍的であり、疑いのない真実の源であるならば、ランダム性のための拡散チャンネルでなければならない。我々は単一の障害点は、誰にとっても過去の遺物として認識されるべきものだと考えている。

この特徴は、最も控えめに言ったとしても、技術的な面で我々が提供しなければならない部分の一部に過ぎない。以下では、我々が取り組んでいる革命について深く掘り下げる。また、世界史上最高のiGamingプロトコルについて、詳細を説明する。

彼らが一番やりたいことのポイントをまとめると、概ね以下の2点になります。

  • 完全に公平かつ分散化された(管理者のいない)、しかも手数料がゼロに近く、胴元の取り分をも必要としない安全なオンラインカジノプラットフォームを実現したい

  • さらにそのカジノプラットフォームは、普通のプログラミング知識を持つ人なら誰でも開発できるようなものにしたい(例えば、新しいゲームを追加するなど)

なるほどという感じですね。

彼らはさらに、過去のプロジェクトはどれもこの目的の達成に失敗しているのだと主張しています。我々が初めての成功者になるのだと力強く語っています。まるで演説みたいです。

ところで、上の2つの目的を見て、何か気付かないでしょうか?

 

そうです。2つの目的を達成するのにうってつけの仮想通貨があるじゃないですか。

 

完全な公平性、安い手数料、安全性、開発の容易さ……。

 

すべて、Cardano(ADA)のウロボロスや高度なモジュール設計によって実現できることなのです。

 

参考:Cardano(ADA)について徹底的に調べてみた 第2回~ウロボロス 新たなるPoSシステム~

ここに来て、SP8DEの目的とCardano(ADA)の謳う機能が繋がりました。

だから、SP8DEがCardano(ADA)を利用しようというのは、とても理に適った判断なのです。イーサリアム全盛のこの時期にあえてCardano(ADA)を利用しようという姿勢は、先見の明がなければできないと私は思います。この点に彼らの本気を見たわけですね。

ちなみに、元々Cardano(ADA)はオンラインカジノプラットフォーム、つまり今のSP8DEと同じようなことをしようという計画が発端だったそうです。なのでカジノコインというのは、昔は本当の話だったわけですね。

ですが今は、ADAという通貨が想定を遥かに超えるポテンシャルを持っていると開発チームは気付いて、より大きな野望「社会的実用性を備えた新しい本物の通貨」にするべく頑張っています。

話を戻しましょう。

したがって、SP8DEの目的を達成するための手段として、必然的にADAの機能が随所で触れられていくことになります。実際、ホワイトペーパーのそれなりの部分は、ADAが持つ力の彼らなりの言葉による解説に割かれています。

私がSP8DEのホワイトペーパーはADAの良い教材になると言った理由、何となくわかりましたでしょうか?

導入以下の部分ではオンラインカジノ事業の見込みなどについて書かれていますが、上に挙げた他の記事でも触れられていますので、ここではあえて触れません。以下では、ADAの機能がいかにしてSP8DEに応用されるのかという点を中心に見ていきたいと思います。おそらくはそれがSP8DEを理解する一番の近道です。

■SP8DEホワイトペーパー② ブロックチェーンとカジノ

ここからは、英語の該当箇所は引用しますが、逐一訳まではしません(滅茶苦茶大変なんですよ翻訳!!!(笑))

純粋に内容の解説をしていきたいと思います。

次は、「ブロックチェーンとカジノ」というセクションを見ていきましょう。英語のままですが重要部分は赤字として示します(笑)わからないよって人はごめんね!

The Blockchain and the Casino

In what follows we describe a protocol for decentralized blockchain platform for developing casino applications
with multiple unique features whose solid implementation is lacking in any of the currently existing projects in
this space. The concept of decentralized consensus that lies at the heart of blockchain is based on the smart
application of cryptography and game-theory. Combined, they create the economics of trust and hold immense
potential for revolutionizing many classic industries.
This backbone of blockchain technology renders it an obvious candidate to consider in developing online
gambling applications as, arguably, trust considerations and the need for transparency are – and always used to
be – two major cornerstones of the gambling industry [6], [7], [8], [9]. In particular, blockchain has the potential
to provide transparency to all transactions, drastically reduce the house edge, nearly eliminate transaction
costs, ensure anonymity of participants and ultimately, create the trust among players and other industry
participants. This rapidly evolving technological stack offers immense potential for improvements in the online
gambling space, however, it also carries multiple new pitfalls that are scarcely (if at all) researched and poorly
understood. To understand the benefits the blockchain brings, one needs to delve deep in the economics of
casinos (the institutional viewpoint). Appreciating the challenges requires an overview of the mechanics of the
blockchain technology.
So, why would applying blockchain to online gambling appeal to an average person?

赤字の部分は、ブロックチェーンを使うと劇的にコストが安くなり、また公平で信用できるオンラインカジノが作れますよと言っています。

劇的にコストが安くなるという部分について、もしかしたらピンと来ない方がいるかもしれません。だってビットコインの送金手数料あんなに高いじゃないか! と。

これは、ブロックチェーンとビットコインを同一視してしまうことによる誤解です。ビットコインはブロックチェーンの一応用例であって、本来はトランザクション手数料という概念は、ブロックチェーンそのものとは独立したものです。

参考:ブロックチェーンとは結局何なのか」ビジネスパーソン向けに徹底解説&ブロックチェーンの衝撃・金融サービスへの応用補足説明

ただし、トランザクションを承認するための合意形成アルゴリズムには色々な手法(PoW、PoS、PoCなど)があり、やり方によっては手数料がかかるということです。特に、ビットコインPoW(プルーフオブワーク)は、普通はマイナーが手数料の高い順から承認する取引を選んでいくので、構造上高コストになりやすいやり方です。

この点、ADAPoS(プルーフオブステーク)ですので、取引の承認権利は保有量だけによって決まり、手数料を下げやすいという特徴を持っています。このことは後で効いてくるので押さえておきましょう。

■SP8DEホワイトペーパー③ オンチェーンカジノの構造と問題点

引き続いて、「The Mechanics and Issues of On-Chain Casinos」から気になる文章をピンポイントで抜き出していきます。

While being clearly beneficial in some aspects, the net benefits of blockchain to the general public willing to put their hard-earned funds on stake are less clear-cut. The reason is that, unfortunately, while being secure and trustless, not a single blockchain protocol can compete in terms of efficiency with centralized systems, such as those that are used by the off-chain online casinos nowadays.

This imposes heavy burden on the user experience: one can imagine the winner’s frustration caused by the necessity to wait for 10 minutes before knowing if the roulette round actually settled on the blockchain. Even a 10-second delay can be detrimental to user experience once certain types of online gambling applications are concerned.

これは訳すとたぶん次のような感じになります。(間違っていたらすみません)

いくつかの側面で明らかに有益である一方、一般の大衆にとってのブロックチェーンのネットの利益(総合的な利益)は

書きかけ部分終了

■そして何が起こったのか?

ここから、私ががっかりした出来事について説明します。

発端は、SP8DEの公式アカウントがあまりにも馬鹿みたいなツイートを連発していたことでした。

 

こんな絵文字だけのツイ―トが何個も並んでいるんです。正直引きました。

仮にも公式アカウントがやることじゃないでしょう、これ。

 

真面目にやれ馬鹿野郎。

 

このままでは私のみならず、真面目に投資をしている人たちにとっても心証がよくないだろうと考えた私は、あえてきつい言葉で、しかし真面目に指摘をすることにしました。

公式テレグラムがあるのですが、私はテレグラムにまだアカウントを持っていなかったため、知人に頼んで私の苦情メッセージを投稿して頂きました。こちらです。

 

すると、速攻で削除されました。

それから、一応返答は来ましたが……。

 

内容はこうです。

 

こんにちは、フィードバックありがとう。私たちはあなたの考えを考慮するつもりだ。しかし、ここではネガティブな投稿はしないでくれ。

……ほう。そうですか。じゃあここでしましょうね。

 

おわかりかと思いますが、最大の悪手を運営はやってしまいました。真面目な指摘は下手に封殺しようとせずに、真面目に返答すべきなのです。ちゃんとしたところならそうするはずです。

 

そもそも、ちゃんとしたところなら、あんな絵文字ばっかりのツイートは連投しないだろうと思いますが。

 

がっかりしましたよ。本当にがっかりしました。

 

ちなみにこの公式の回答のすぐ下にも、実際私と同じ考えのコメントが付いています。意味のあるツイートをしてくれと書かれています。そしてやっぱりすぐに削除されましたけどね。

 

投資判断の際、私が最も嫌うことの一つが、不誠実であることです。なぜなら、ICOなんて基本的に信じることでしか成立しないからです。その信用を失ってしまったのですから、私には投資すべき理由が何もなくなってしまいました。

 

もう投資結果なんて関係ありません。私は信用すべきではない運営を信じて投資してしまった。お金はすぐには取り戻せない。二度と取り戻せないかもしれない。

私は、負けたのです……。

 

■投資に絶対はないということ 改めて

最後に、今一度伝えておきたいことを強調しておきます。

投資は自己責任です。大きなリターンのためには、必ず大きなリスクを伴います。

信じたことが正しいとは限りません。いとも簡単に裏切られてしまうこともあるのです。

 

私は負けるかもしれないと思って投資しました。その恐れが、現実になるかもしれない危惧を強めています。

 

しかし結局のところ、結果は後になってみないとわかりません。精神的には負けたと思っていても、お金の面では勝ってしまうことも十分あり得ます。

 

人はそれを「運がよかった」と言います。

今回のことは、一つの教訓を生みました。それは、信じ過ぎてはいけないということです。応援したいという気持ちはそれとして、投資判断はもっとシビアに、冷徹にすべきでした。

応援したいという気持ちが、強過ぎたかもしれません。

これを教訓とし、皆さんにも改めて投資は自己責任という注意喚起をして、本件を締めさせて頂きます。

 

今回投資したお金はもうなかったものとして、気持ちを切り替えて次に行きます。
これからも頑張ります。よろしくお願いします。

 

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コメント

    • ゆうき
    • 2018年 1月 14日

    解説お疲れ様です。
    レストさんは潔癖症ですね。

    カジノというプロジェクトなので頭の固い人ばかりよりも、遊び心のある人が混じっていたほうがいいような気もしますが。

    私も少額ですが投資したいと思います。

      • rest256
      • 2018年 1月 15日

      そうですね。潔癖性な部分はあると思います。
      あまり道理に反していることは好きじゃないみたいです。
      ただ、私みたいな考えの人間ばかりではないことはわかっていますので、
      あくまで私個人の感じたことに過ぎないことは強調したつもりです。
      投資するという判断もありだと思います。

    • masahiro
    • 2018年 1月 14日

    レスト様
    お疲れ様です。
    私も夜中にSP8DEのツイートを見た時は唖然としました。レストさんの文章からも期待を裏切られた気持ちが強く伝わってきました。ただ、あまり自分を責めないでください!
    私の場合は、18ETH投資しましたが、後悔はありません。
    ADAを応援したいという気持ちが強い事、また、今年はICOに兎に角つぎ込む予定です!
    もしレストさんがICOする予定があれば、必ず投資させて下さい!
    ADAが詐欺だと言われていた時、cardanoのmiyatakeさんやLinさんはほんとうに真摯な姿勢で対応して下さり、そういう対応を見て微力ながらも応援したいと思いました。
    まだ1月に入ったばかりですが、8BTCの投資をしました。ここで詳しく書けませんが、多分、3月頃にプレセールが始まる予定だと思います。
    兎に角、今年攻めの姿勢は絶対間違いではないと思います!

      • rest256
      • 2018年 1月 15日

      ありがとうございます。
      やっぱり同じように感じる方はいらっしゃいますよね。ああいうツイートを公式で
      するのは損になることはあっても得になることはないだろうと思います。
      ユーモアのあるふざけ方だったら全然いいと思うんですけど、絵文字いっぱい繋げただけって……。

      18ETHとはまたすごい額を突っ込みましたね! 私は2EThくらいです(笑)

      >もしレストさんがICOする予定があれば、必ず投資させて下さい!

      ありがとうございます! ちゃんとした造りではないですが、とりあえずビジネスサイトを立ち上げ
      るつもりです。またリアルでも色々な方にビジネスの話をするつもりでいます(実際昨日してきました)
      年内に動けたら動きたいと思います。そのときはぜひお気持ちで構いませんのでよろしくお願いします!

      私も今年は勝負の年だと思っています。既にADAで一定の勝利はできそうという状況なので、リスクを
      取って大きなリターンを狙いに行くつもりです。これからもよろしくお願いします。

    • スターク
    • 2018年 1月 19日

    いい記事、いい人柄です。
    初めてこういう書き込みをしました。
    それくらい素晴らしい人柄と記事であると感じました。
    大変だとは思いますが、これからも頑張って下さい。

      • rest256
      • 2018年 1月 20日

      ありがとうございます。これからも頑張っていきたいと思います。

    • 薪人
    • 2018年 1月 20日

    はじめまして、薪人ともうします。
     ADAのホワイトペーパー解説記事に”感銘”を受けてブックマークさせていただきました。ADAの技術を使ってICOするスペードに私も期待はしていたのですが、大変イヤな目に合われたのですね。しかし、restさんの記事を楽しみにされている方がたくさんいらっしゃると思うので、これにめげずに頑張ってくださいまし。
     あ、Cardano財団からメールが届いて動画でsidechainの解説を黒板に書いて説明したのを見ているのですが・・・サッパリ、わからん!・・・文系の頭の私にはわかりません。やはりCardanoはカルト集団です。ここはひとつ理系のrestさんに記事にしていただけるとADAの素晴らしさが・・・・すんません、これで失礼いたします。

      • rest256
      • 2018年 1月 20日

      ありがとうございます。投資をしてたら良いことばかりではありませんが、めげずに今後も更新や新しいビジネスに
      向けて頑張っていこうと思います。よろしくお願いします。

      そうですよね。やっぱりあの人たち変態ですよね(笑)きっと頭が良過ぎて庶民の気持ちがわからないんだと思いますw
      解説できたらしたいとは思うのですが……とりあえず現状はウロボロス論文の翻訳待ちというステータスです。色々と翻訳するつもり
      だと公式から回答がありましたので、それを待ってから日本語で解説したいなと考えています。いつになるかわかりませんが……w

    • CryptoCurryHot
    • 2018年 3月 26日

    restさん、初めまして。
    記事作成お疲れ様です!
    以前ホワイトぺーパーの和訳を試みたものの、数ページ程度で気持ち悪くなった身としてはrestさんの翻訳作業がどれほど大変か理解しました。本当にありがとうございます!

    SP8DEはADAプラットフォームということで、私も期待の意味を込めて少額ETHを投資しました。
    Telegramチャンネルにも参加していましたが、件のやり取りについては恥ずかしながら知りませんでした。
    心証を害されるのも止む無しと思います!まだプロジェクトが形になっていない公開前の大事な時期だからこそ、信頼が第一にあるということを踏まえて活動してもらいたいですね。

    「信じ過ぎてはいけない」は自分事として腑に落ちました!
    投資なので、やはり事実や証拠に基づいて判断しなければならないのですね。
    最近FOMO(Fear of Missing out)という言葉を知りました。意味は「取り残される不安」だそうです。
    SNS関連の記事で見かけたのがきっかけですが、ことICOにおいてもこの心理が働くらしく、諸々の危険を見過ごすリスクがあるようなのです。気を付けたいですね。

    うだうだ書いてしまいましたが、restさんの今後のご活動を応援してます!

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